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my bright tomorrow.

明日に向かってゴーゴゴー。

アップルもアドビもビジネスやくざだよね、という話。

iPhone OS 4.0の裏で、アップルとアドビとグーグルのIT戦争の話が盛り上がっています。
とりわけ、アドビを狙い撃ちにしたような、アップルの開発者向け規約の変更について、インターネットでは賛否両論・・・というかどっちかというとアップルの所業に怒っている人が多いような。

しかし、なぜアップルはこんな「非難がくるのが明らかな」規約の変更を行ったんでしょうか?

事実:

  1. アップルはiPhoneアプリ開発者向け規約を変更し、他社の開発環境で作ったアプリは認めないことにした。
  2. アドビは数ヶ月前から次期Flash CS5に「iPhoneアプリ生成機能」を搭載すると発表していた。

Flashの前述の新機能は「一度作ったアプリを、iPhoneをはじめとしたあらゆるプラットホームに対応させることができる」という機能です。その為、Flashによるアプリ開発が普及すればiPhoneと他プラットホーム・・・具体的に言えばAndroidで同様のアプリが出ることになり、iPhoneの独自性が薄れてしまうことになります。
ゲーム業界で言えばPlayStation 3XBOX 360で同じゲームが出るのが当たり前になってしまっており(いわゆるマルチ)、ゲーム会社はどちらのハードでも問題なく動くように開発するため、例えばPS3のCPU「Cell」を最大限活かしたゲーム開発にはならない事が多く、PS3の優位性が削がれてしまっている現状があります。アップルとしてはiPhoneプラットホームを同じようにはしたくないんでしょうね。

という訳で、アップルとしてはiPhoneプラットホームを他社と差別化させ、その結果競争力を最大限にしようとするのは当然なので、冒頭の規約の変更に繋がったんだと思われます。

ちなみに、GoogleAndroidを最大限活かす為の携帯電話としてNexus Oneを発売し、Microsoftも噂ではいよいよ自らが携帯電話を開発・発表するとのこと。いずれもモバイルの覇権を取る為にOSのみならずハードウェアも自社開発し、アップルのiPhoneに対抗しようとしています。
一方、全プラットホームにFlashを対応させて、その上で新たな共通プラットホームとして君臨するのがアドビの戦略なのでしょうが、まぁ、悪く言えば人のふんどしで勝負しようとしている感も無くはないですね。

なにはともあれ、アップルにせよアドビにせよ、グーグルだって、誰も慈善事業をやってるワケじゃなくて、自社の利益を最大化するためのビジネスに注力してるワケです。
昨日の友は今日の敵、ですね。