my bright tomorrow.

明日に向かってゴーゴゴー。

自宅ノマドはScanSnap S1100で自炊の夢を見る。


ScanSnap S1100 タッチ&トライイベントに参加してきましてね。

ScanSnapと言えばほら、いま流行りの「自炊」の立役者とも言うべきスキャナブランドですよ。
蛇足ながら、「自炊」って言うのは紙の本や雑誌を自宅でスキャンして電子書籍化してしまうことを指します。電子書籍って話題だけど、なかなかコンテンツが揃わないし、そもそも身の回りには雑誌や書籍が溢れてる、そんな人が実力行使で自分用の電子書籍を生産してるワケですね。

自炊しない理由

で、ワタシは(日本での)発売日にiPadを買った男ですが、それほど自炊については乗り気ではありませんで、理由としては;

  • 本をバラすのに必要な断裁機を家に置く気が無い。
  • 据置のスキャナを置いておく様なスペースも無い。
  • 上記の機材を用意するのはどうも仰々しい。
  • そこまでして取り込んだ本を読むかどうかは疑わしい。
  • 読まないのに惰性と義務感でスキャンし続けるのは本末転倒。

こんなところだったわけです。
まぁ、要は家に機材を置くところなんざ無いので、諦めるための理由が後半3つですね。

とは言え、スキャンのニーズは少なからずありまして、時々買ったりする雑誌が捨てられなくて溜まっていったその束に対し、「読まない雑誌は捨ててよね」という家内からの監査が入った時などは特に、「ああ、この特集部分だけは後できっと読み返してみたくなるはず!」とか思ったりして、何らかのカタチで残したくなる事もしばしば。
結局雑誌丸ごと捨てられないか、特集を諦めて泣く泣く丸ごと捨てるかを選ばざるを得なかったわけです。

文具王のトーク、最高。

随分と長い前振りになりましたが、冒頭の話に戻りまして、ScanSnap S1100のタッチ&トライイベントです。
このイベントでは何と、「文具王」で名を馳せる高畑正幸さんのプレゼンがありまして、ひどくその思想と実践方法に感銘を受けました。イベント後の懇親会でも直接お話をお聞きしたんですが、特にワタシの指針となったのは主に下記の3点。

  • 電子書籍より紙で読む方が圧倒的に速く快適に読める!だから初読は紙で読む。読み終わったら必要な部分だけ電子化する。
  • 面倒くさかったら続かない!自分の継続力を過大評価しない!だから可能な限り簡単に、かつ思いついた時に電子化できる体制を整える。
  • 電子化したデータをiPad上で読むのに、iBooksやi文庫などのビューワーでPDFを書籍風に読むのはタルい!だからJPEGにしてiPad標準の「写真」アプリで見る。その方が軽快だし一覧性に優れている。分類はMacでファイル名とタグを駆使しておくべし。

文具王は電車の中で雑誌を読んでいて、残したい記事を見つけたらおもむろにビリビリビリ。裂いた記事は束ねて表紙ウラに挟んでおいて、合間をみてすぐスキャンしてしまうそうです。

この時、記事の他に雑誌表紙も併せてスキャンしておくと、後からざっとみた時にいい目印になるそうです。

モバイルしなくてもS1100。


で、ScanSnap S1100ですよ。
これまでのScanSnapシリーズの中で、飛び抜けて小さく、そして軽量。Apple Keyboard(テンキー無し)とほぼ同じ幅しかないので持ち歩く事もそれ程苦では無く、USB給電なのでACアダプタも不要。
これは即ち、出先で資料をスキャンしちゃうモバイルビジネスマンはもとより、我が家の様な据置常設場所の確保がままならない自宅ノマドな身の上であっても、スッと取り出して使え、終わったらスッと片付けられるということですよ。
その上、「お前もコレ使ってみなよ」と家内のノートにサッと接続してやるという「家庭内機器共有」も手軽に出来ます。家内向けアピール用に家計簿支援ソフトまで付いてます。

そして、オートシートフィーダーが無くて大量の自動取り込みは出来ないものの、そのスキャン速度は必要十分なので「残したい記事だけをサッとスキャンする」というニーズにはバッチリです。紙の吸い込みにそれ程神経質にならなくてもジャムったりしませんし、傾き補正も正確です。きっと家内でも迷わず使えるはず。

これはワタシが冒頭に書いたとおり、それほど強烈な自炊ニーズが無いからだと思いますが、むしろ(複数枚自動両面読取や高速な読み込み速度を備えた)上位機種よりも、気軽に取り込める環境を創出できるS1100の方がワタシのような人にはピッタリな気がします。


実は今回のイベントで何とこのScanSnap S1100を頂いてしまったので(!)、早速雑誌の記事単位でのスクラップを開始してみたいと思います。
こうなってくるとR25とかも持って帰ってきたくなるんだよねぇ。ワクワク。