それはプレミアム2シーターなタブレット、EMOBILE A01SH (GALAPAGOS)。
8月30日に発売を予定している、国内初のAndroid 3.2搭載7インチタブレット、EMOBILE GALAPAGOS A01SHをいち早く触って試せる機会を頂いたので行ってきました。
A01SHの詳細はメーカーページに譲るとして、ここではA01SHのセールスポイントを列挙してみましょう。こちら。
- 国内初、Android 3.2搭載タブレット
- サクサク動く、デュアルコア "NVIDIA Tegra 2"
- 手のひらサイズ、7インチワイドTFT液晶
- タブレット最軽量クラスの389g
- 電子ブックストアサービス「TSUTAYA GALAPAGOS」のコンテンツを利用可
で、ですね。
今回のイベントで登壇されたシャープの方も仰ってましたが、ぶっちゃけた話、国内で売れているタブレットの殆どが「iPad」なワケです。かくいうワタシも持ってまして、会場でも「iPad持っている人ー?」の問いに多くの人が挙手してました。めちゃ売れですね。
そんなに売れているiPadですが、じゃあ電車の中でどれぐらいiPadを見かけるのだろう?と考えたシャープの製品企画の中の人。電車や駅でスマートフォンを出して使っている人は頓に増えましたが、めちゃ売れのはずのiPadを車中で使っている人はあまり見かけないのは所有者のワタシも同意するところ。いや、使っている剛の者をたまに見かけたりしないでもないですけどね、圧倒的に少ないかと。
ワタシも含めて、iPadは意外と外では使われていないようです。理由はだいたいこんなところらしい。
- 持ち歩くには重くデカい。
- 電車の中で出して使うのは抵抗がある、気恥ずかしい。
前者はiPad 2になって心理的にも物理的にも随分緩和されたと思いますが、結局人前では出しづらい状況はそれ程変わらず・・・で、使わないので持ち歩かないという結論になってしまいがちなワケです。
いや、使っている剛の者をたまに見かけたり(略
これは電車通勤者が多い日本特有の状況なのかもしれませんが、そんな状況を見ていたシャープの中の人的には「iPadと互角に戦っていくには、『ちょうどいい大きさ』で『ちょうどいい重さ』の7インチで勝負すべきだな」と考えたそうです。
確かにこのA01SHの大きさは絶妙なサイズでいい感じです。片手で掴める横幅。500mlペットボトルより軽い389g。コミック閲覧に適した7インチ液晶。iPadを始めとした10インチ弱クラスのタブレット端末と比べ、非常に取り回しが良さそうな感じ。
加えて、A01SHはNVIDIAのハイパフォーマンス・デュアルコアチップ、Tegra 2を搭載していて動作が速いです。ホーム画面からサクサク、ブラウザでの表示も快適、そしてゲームもリッチな表現満載で、HDMI端子で液晶TVに直結すればまるでゲーム機といった感じ。
A01SHにプリインストールされているジェットスキーのゲームを試してみましたがフレームレートも高く各種表現も非常にリッチで、家庭用ゲーム機並みというのは決して言い過ぎではないと感じました。
小さく軽量で取り回しがいい、しかもハイパフォーマンス。ガンガン使えるタブレットという位置づけはiPad所有者にとっても魅力的でした。まさにクルマで言えばプレミアム2シーター的な位置づけでしょうか。
ただ一点、今日のEMOBILEの方の説明で気になった点をここに書いておきますと、「A01SHは何故Wi-Fiのみで3G対応モデルではないのか」の理由として「iPadでも出荷の内訳的にWi-Fiモデルが7割を締めているから」と挙げておられましたが、A01SHの様な「いつでもどこでも持ち出したくなる」7インチモデルこそ3Gは内蔵しているべきでは無かったか、と。どうせPocket Wi-Fiとのセット売りをやるんなら、内蔵してた方がいいと思うんですよね。
兎にも角にも、iPadで無いもの、どんどん外で使えるものを欲しいのなら、iOSでは登場を望めない7インチモデルは狙い目といえるでしょう。A01SH、欲しいです。