JAL見学会:NY行き国際線エグゼクティブクラスのお食事サービスを全身で堪能した!
ああ、もう、一週間経ってしまったのですが。
JAL 日本航空主催のリンクシェア・サロン「JAL見学会」イベントご報告の続きです。
JAL救難訓練・・・陸上での、そして海上での脱出!
多くの人命を載せた航空機で起こり得る、万が一の緊急事態。
その時、客室乗務員は平常時とは異なる重要任務「保安要員」としての本分を遂行できるよう、日々たゆまぬ努力を惜しまないのであった・・・。
で、そんな救難訓練を終えたワタシ達は非常救難訓練センターを後にし、「機装ビル」というちょっとボトムズっぽい(いや名前だけですが)建物に向かうのでした。
その機装ビルで通された部屋はというと・・・
ここは、いろんな搭乗クラスのモックアップが再現されているところです。
これまでエコノミークラスしか縁のなかったワタシですが、やっぱり上のクラスってスゴいんですね。初めて見ました。
これはJALの誇るファーストクラスの最新鋭、「JAL SUITE」です。空に浮かぶスイートルーム、とはよく言ったもので、完全に個室ですよ。
スゴいのは設備もスゴくて、19インチのモニタを独り占めで楽しめるわ、座席は手すり含めてボタン一つでフルフラットになるわ、テンピュールマットレスとテンピュール枕、それに羽毛布団の3点セットで超快適だわ、自宅で寝るより快適そうで羨ましいw
で、このJAL SUITE、1便あたり8席用意されているそうです。
「8席の消化率ってどんなもんですか?」
「だいたい埋まっちゃいますね」
スゲぇ・・・こんなのに乗ってニューヨークまで行ってみたいよ。
お願い、ゴオクエンジャー!
他にも、JAL SUITEに「最新」の座を明け渡してしまったものの、それまでJALのファーストクラスを担っていた「JAL SKYSLEEPER SOLO」の座席もありました。
超近未来っぽい!エコノミーとのグレードの差を強く強く感じさせるデザインです。さすが2002年度グッドデザイン賞。
そして、座席と座席の間は実際の機内もコレぐらい空いているそうです。コチラもやっぱりシートがフラットになって快眠できる訳ですから、ゆったり配置されてるんですね。
ロンドン・パリ・フランクフルト線に導入されているらしいですよ。
さて、ここには座席のモックアップだけじゃなくて、調理場、ギャレーもあります。実際に調理もできるようになってるそうですよ。
そこで見せて頂いたのがこちら。
この白く大きなタッパー的なものは「ライススチーマー」と言いまして、平たく言うと電子レンジでご飯を炊くためのもの。そう!JALではこれを使って、魚沼産コシヒカリを炊きたてでお出ししているそうです。高度が高い飛行機の中なのでも美味しく炊けるよう考えられた、JAL専用品とのこと。
ほほう、結構ご飯に自信があるようですね、ニヤリ。
ということで、調理場があって座席があるという事は、機内食が食べられるということですね!
そして手元に配られたこの搭乗券。
て、手作りー!超本物っぽいけど、角丸の切り口がハサミ仕事感出してるw
よく見ると書いてある内容も物凄くこだわって書かれてます。当日明け方に作られてたとのこと。座席を案内するためだけなのに・・・ちょっと感激です。
そして、実際に空港でのアナウンス経験をお持ちのJALの社員の方による搭乗アナウンス!礼をして迎えてくれる客室乗務員の方々。
そうか、もう始まってるんだ。JALの「サービス品質」体験は!
今回はなんとエグゼクティブクラスのサービス体験ということで、座席は「JAL SHELL FLAT SEAT」でした。こちらも最新の「JAL SHELL FLAT NEO」では無いものの、ゆったりとした座りゴゴチが気持ちよかったです。いや、ちょっと緊張したかも・・・。
そして、いよいよお食事のスタートです!まずはシャンパンから。
シャンパーニュ ジョセフ・ペリエ キュヴェ・ロワイヤル・ブリュット N.V.だそうです。
1825年、シャンパーニュのシャロン・シュル・マルヌで創業した家族経営の醸造家で、常に安定感のあるシャンパーニュとして信頼されてきました。ロンドン・ヴィクトリア女王に愛され、御用達になったので特別に"ロワイヤル(王室)"と命名されました。シャルドネとピノ・ノワールが35%、ピノ・ムニエ30%のアッサンブラージュによって、バランスがよく、熟成感のある味わいに鮮烈な酸味が調和してさわやかです。
という、アルコールが飲めないワタシにはよく分かりませんが、周りの方は随分沸いてらっしゃったので良いシャンパンではないかと!
で、飲めないワタシはスカイタイムをいただきます。今のスカイタイムはシークワーサー果汁使用のさわやかな味ですね。
そしていよいよ出て参りました!アミューズ・ブーシュ・・・食前酒と一緒に楽しむ「突き出し」です。和食を頼んだワタシにも頂けてちょっと嬉しいw
アミューズ・ブーシュ:
- 鱈のエスカベッシュ
- セロリラブのムース エビのマリネと生ハムを添えて
エスカベッシュというのはいわゆる南蛮漬けですね。いやぁ、お酒飲むヒトにはいきなりたまらんですね。ワタシはスカイタイムで頂いたんですがw
そして、運ばれて参りました、JALエグゼクティブクラス「SEASONS」の誇る和食!
九つの小鉢膳『旬味彩菜』です!
九つの小鉢膳『旬味彩菜』(和食メニュー):
お酒に合う小鉢(奥の列)
- 真鯛とサーモンの博多押し煎り酒ゼリー添え
- 冬野菜のテリーヌ黄身醤油掛け
- 豚ロースと茹で茄子の胡麻醤油和え
季節の冷たい小鉢(真ん中の列)
- 平目の芽葱巻き
- 芽芋と一寸豆の荏胡麻和え
- 蟹肉とろろ 土佐酢ジュレ掛け
温かい小鉢(手前の列)
- 和牛肉のおろし煮
- 金目鯛と栃木牛蒡の粒山椒餡
- 小芋と湯葉の干し貝柱餡
うおおおお!(←テンションMAX)
見た目にも鮮やかで、どれも美味しそう!この、どれを食べても美味しいものを色々と摘みながら食べるのが最高ですね。しかも温かいものから冷たいものまで交えているので料理の広がりがスゴいです。
この『旬味彩菜』は、元治元年(1864年)から続く「京料理 わた亀」の5代目、高見浩さん監修による献立だそうで、やっぱり国際線のエグゼクティブクラスですし海外の食通の方も乗られたりするでしょうから、力の入り方も相当な感じですね。
しかし、お酒を飲む人はいい酒の肴になるんでしょうけど、ワタシの場合、この美味しい小鉢膳と白米の饗宴を楽しみたい!ということで、ご飯も先に持ってきてもらっちゃいました。
このご飯、先ほどギャレーで見せて頂いたライススチーマーでの炊き立てです!ふっくらしたご飯が茶碗に盛られてくる訳ですよ!飛行機の中だというのに!
これで、和食セットがそろいました!テーブルに乗り切らない程の豪華さでございます。
箸置きが赤い鶴と言うのがJALですね!
実はこうして食事を頂いている間、ギャレーの様子は日々刻々とスクリーンに映されておりました。
優雅に運んでこられるその後ろでは、壮絶な準備が繰り広げられているのです!
しかも、エグゼクティブクラスの食事は盛りつけもこだわってますから、テキパキとしつつも繊細に盛りつける!客室乗務員の八面六臂ぶりが凄まじい!
スゴいなぁ・・・と思いながらも、和食の虜のワタシは箸が進み、ご飯お代わりしましたw
と、隣で洋食を頼んだ人のところにはオードブルが運ばれてきましたよ。
オードブル(洋食メニュー):
っと、お皿の向こう側にあるのは東京・高輪メゾンカイザーのパンですよ!パン一つとってもこだわりですね。
そして、洋食のメインディッシュです!まずは肉料理。
メインディッシュ(洋食メニュー 肉料理):
- 特選A3和牛フィレ肉のグリル 粒マスタードソース (437 キロカロリー)
和牛フィレステーキはソースと塩でお楽しみいただけます。
そして魚料理。
メインディッシュ(洋食メニュー 魚料理):
- イトヨリ“巣籠”スタイル バルサミコソースと共に(410 キロカロリー)
うーん、どっちも和食に負けず劣らず美味しそうですね。っていうか機内で食べる料理なのかこれが!というぐらいスゴい。
ちなみに洋食の場合、先ほどのメゾンカイザーのパンの他にも、魚沼産コシヒカリの炊き立てご飯も選べるみたいですよ。
これらの料理は、SEASONSの名の通り四季を感じさせるものとなっており、年間4タームで変更されているそうです(洋食のメインディッシュは毎月変更)。
今回頂いたのは2月末までのメニューでしたが、3月からは春をイメージしたものに変わるそうです。
最後にデザートも頂きました。
デザート:
超満足。
例えばニューヨークまでなら約13時間という長時間の空の旅ですが、こんな素敵なディナーを頂いて、ゆったりシートで安らげたならあっという間かもしれないですね。
・・・と、前回の救難訓練篇をも大幅に上回るボリュームとなってしまいましたが、JALの「安全品質」と「サービス品質」を全身で堪能してきた今回のイベントでございました。
特に食事についてはEVO 3Dで撮影した3D写真をリンクしてますので、何とかしてあの手この手でご覧頂き、絶品料理が目の前に繰り広げられる様をご体感ください!きっと食べたくなりますから!
とにもかくにも、JAL 日本航空の皆様、どうもありがとうございました m(_ _)m
これからはJALのマイルを貯めるようにします!絶対!