誰もが夢見た「ボタン一発で直接クラウド保存」ScanSnap Cloud始まった!
高速に紙媒体をスキャンすることで評判のPFUのScanSnap。
これまでPCやiPadなどの機器との連携でのみ利用可だったこのScanSnapが、2015年11月25日から次のステージに進みました。
ついに「ボタン一発で直接クラウドに保存できる」ScanSnap、「ScanSnap Cloud」が始まったのです!
そして、その発表会場で行われたブロガー向けイベントに参加してまいりました。
いや、ホントに長年の(きっと多くのみんなと共有していた)夢が実現しましたね。
けっこう前から待望されていた!
ワタシのブログで言えば、ちょうど4年前、2011年の11月に開催されたイベントでも同様の話題が出ていたようです。
mbt.hatenadiary.jp
その際のディスカッションの締めがすごい。
- 誰もが望む要望、それは「パソコンレスでのスキャン」
- 要望が高ければ夢は叶う、みんなで声を上げよう!
こんなこと書いてます。待望っぷりが伺えます。
そしてそれはその翌年に発表されたScan Snap iX500で「iOSやAndroidへの直接転送」を可能にすることで一部現実化されたわけですが。
mbt.hatenadiary.jp
これはこれでよかった。いちいちPCで取り込んでからiTunesで同期、とか大変でしたからね。
しかし、いやしかし、これも結局はスマートデバイスがPCの代わりに台頭してきただけの話で、結局なにものかがScanSnapを従え、コントロールする必要はあったわけです。
そうじゃなくて、PCもスマートデバイスも無くていい、ScanSnapから単体で直接クラウドに保存できる、そんなソリューションをみんな期待していたんですよね。
いよいよそれが、ScanSnap Cloudとして実現したわけです。
これってちょっとした事件ですよ!
ScanSnap Cloudとは
で、今回発表されたScanSnap Cloudというのは、ScanSnapが直接インターネットにつながり、PCやスマートデバイスを介さずにクラウドサービスへ直接連携できるサービスを指しています。
直接インターネットに接続する関係上、Wi-Fi接続機能を持つiX500/iX100の2機種のみが対応となりますが、ここは致し方無いところ。
ちなみにこの2機種に搭載されたデュアルコアCPU搭載「GI」プロセッサーが、クラウド連携の要になっているそうです。
既にiX500やiX100が発売開始になって数年経ってますが、それ以前の機種をお持ちの方はScanSnap Cloudの登場を口実にして、そろそろ買い替えを検討された方がよいかもしれませんね。
で、Microsoft Azureを基盤としたクラウドサービスであるところの、この「ScanSnap Cloud」は、そのクラウド上でスキャンした書類の最適化と自動振り分けをしてくれます。
これまではPC上で行われていた処理、人が指定していた処理をクラウド上でやってしまうので、ユーザーとしては「いろんな書類を雑多に突っ込み」「ボタン一発」だけで完了してしまうのです!
①まとめて突っ込んでボタン一発!
②スキャンしたデータを最適化処理して・・・
③事前に設定したクラウドサービスに振り分けて保存!
ね、カンタンでしょ?
さっそくiX500でやってみた
この待望のScanSnap Cloud、発表会から帰るやいなや、さっそく我が家のiX500でも試してみました。
ちなみに、ScanSnap Cloudは既存のiX500/iX100をお持ちの方にも無料で提供されます。
そのためにはファームウェアの更新をする必要がありますよ。
ファームウェアのDL中。訳あってScanSnapの設定を全くしてないMacでやってますが、MacAppStoreからアプリをダウンロードしてiX500をUSBで繋いだだけでセットアップが進みました。かーんたん! #scansnap pic.twitter.com/bISCT4LX2g
— Rydeen (@Rydeen) 2015年11月25日
アップデートと設定自体は至ってカンタンに終了します。
あとはScanSnap Cloudのアカウントを作って、どの書類をどのサービスに送るか設定しますよ。
iX500のスキャンボタンがムラサキ色に光るようになったら、それはScanSnap Cloud準備完了のしるし!
あとは書類を突っ込んでボタン一発でクラウドサービスに飛んでいきます。
で、試してみたのがすごい。
うお、#ScanSnap Cloudすげえ、早速スキャンしてみたら、平成表記の右肩記載の書類日付と、書類件名を正しく読み取って、なおかつ西暦に置き換えてファイル名自動生成した!感動した! pic.twitter.com/OAtv89xaaM
— Rydeen (@Rydeen) 2015年11月25日
これですね、こういう書類をスキャンしたんですよ。
この書類の右肩の「書類日付」であるところの「平成27年11月11日」という日付と、書類の題名である「被扶養者の資格確認について」を読み取って、そこからファイル名を自動生成してるんですよ。
しかも、平成27年→2015年と変換して、20151111って生成してるんですよ。すごくないですか?
これまでもScanSnapで書類読み取って、PC経由でEvernoteに登録はしてきたんですが、ノート題名を付けるのが面倒だったんですよね。
で、結局題名は単にスキャン日時だけになったりしてたわけですが、これがScanSnap Cloudだと、少なくとも「文書」書類であればこんな感じでファイル名を生成してくれるので凄くわかりやすいのです!
こういう、可能な限り人の手を煩わせずに便利になるのっていいですよねー。
やばい、iX100が欲しくなってきた
ということで、このScanSnap Cloudが提供されたことによって、ScanSnap生活がもの凄く快適になりますね。
少なくともScanSnapは、もうPCの周辺機器という位置を超えて、単体で書類をクラウドに送り届ける「クラウド箱」化しちゃいましたから、パソコンの横だけじゃなくて、本棚とかリビングとか、別のところに置いておくことが可能に。
それどころか、iX100だったらバッテリー駆動もしますから、家の中どこででも(Wi-Fiが届く場所なら)ケーブルレスでスキャン。
家計簿開きながらダイニングテーブルでスキャン。
ソファーに座りながら読んでる雑誌をちぎってスキャン。
和室でこたつに入りながらチラシをスキャン。
自由すぎて素敵ですね。
もちろん、モバイルルーターをお持ちの方なら、外出先でもスキャンしてクラウドに送り届けることができますよ。
いちいちスマホやiPadでアプリ開いて待機状態にさせる必要がない、スキャンしたいときに電源入れればOKという気軽さ。
・・・やばい、iX100欲しくなってきた。
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