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LINE ClovaのCMで流れた「近い未来の生活」を検証してみる。

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2017年8月31日、サッカー・ロシアW杯アジア最終予選B組 日本対オーストラリア戦の中継の際に放映された、LINE Clova初のテレビCMがコレなんですけども。


【公式】Clova: TVCM ~ もうすぐ来る未来篇(60秒)

サッカーの試合の様子が気になっているパパがClovaに試合の様子を聞いたところ、本当の試合の点差(前半1-0)をCMの中でClovaが答えていてビックリ!というのがTwitter界隈で話題になっていましたが、先行体験版を入手して使っているワタシとしては、それよりも「近い未来にClovaが実現してくれる機能はどういうもんなの?」の方が興味津々でして。

ということで、60秒のCMの中で表現されていたClovaの今後実装するであろう機能がどういうものだったのかをまとめてみました。

音楽の再生機能

パパが食事の準備をしながら「Clova、音楽かけて」というと、コトリンゴの「種まき」が流れるというシーンがありますが、これは先行体験版の今でも出来ます。

ただし、必ずしもコトリンゴの「種まき」がかかるわけではありませんし、特にジャンルやアーティスト名等を指定していないので、好みに合わない曲が流れることもしばしばですけどね。

部屋の照明オンオフ機能

冒頭、「Clova、電気付けて」で家の照明をつけてくれています。
おそらくこのCMのご家庭は玄関を含むあらゆる部屋の明かりが赤外線リモコン対応式なのだと思います。

そう、Clovaは正式版では「赤外線リモコン操作」をサポートする予定なのですが、残念ながら現在の先行体験版では使えない機能です(ハードウェア的には既に実装されています)。Clova WAVEの際立った特長なので実装が楽しみですねー。

連続命令待ち受けと逐次処理

CMの後半、電気を消そうとするパパと、電気をつけようとする娘が「消して」「つけて」を交互に命令して、その都度Clovaが律義に明かりをつけたり消したりしています。

今の先行体験版ではClovaに複数の命令をする場合はその都度「Clova」と呼びかける必要がありますが、CM中では一度「Clova」と呼びかけた後「消して」と「つけて」を連続して命令しており、かつ、Clovaはそれを逐次処理しているようです。緑のランプがついた状態だと連続認識が可能、というようになるんですかね。

LINEメッセージの送受信機能

パパが「Clova、ママにケチャップどこ?ってLINEして」と命令すると、ママのスマホにLINEメッセージが送信されていますが、この時、よく見るとメッセージ送信元がClovaアイコンになっています。
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2017年8月18日公開のAV Watchに掲載されたLINE舛田氏へのインタビュー記事では『Clovaには「Clova アカウント」があります。これはLINE IDとは別のものです』とあるので、恐らくCM中にClovaから送信されたメッセージは「Clovaアカウント」から送信されたものになると思われます。

独身/一人暮らしの人だと「自分のLINEアカウントで送受信できるようになってほしい」というニーズもあると思いますが、個人的には前述のようなファミリーアカウントになってくれる方がうれしいです。帰るコールとか便利そうですよね。

ちなみに、CMの最後では娘が「パパ寝ちゃったよってママにLINEして」と命令しており、語順をそれほど意識せずにメッセージ作成できることを匂わせています。

リマインダ機能

食事中、Clovaが「7時半です。いよいよ始まります」とサッカーの試合開始を教えてくれています。

現在の先行体験版にはアラームの機能があり、「明日7時にアラームを鳴らして」や「10分後にタイマーをセットして」という命令をすることはできるのですが、いずれの場合もアラーム音が鳴るだけで、CMのような音声による通知はありません。
もしかすると、設定しておいた文章を読み上げる機能が付くのかもしれませんね(それってちょっとAIっぽく無いですが)。

スポーツ結果の案内機能

サッカーの様子が気になるパパが「Clova、試合どう?」と聞くと「前半、1対0、ドキドキします」と途中経過を教えてくれています。

つまり具体的な試合名を言わなくても今日リマインダ機能で設定していたからなのか、それとも質問時点で一番話題性の高い試合を判断して答えてくれているのか、何らかの推測機能が搭載されるものと思われます。

文脈認識型 自動相槌機能

食事中、パパ特製ナポリタンを一口食べた娘が「おいしい」と言ったところ、それに対してClovaが「どういたしまして」と返しています。

ここで重要なのは「Clova、」とホットワードを娘が言っていないにも関わらず、娘が漏らした一言をスタンバイ状態のClovaが聞き取り、認識して相槌を返す処理をしているということです。本当にこれを実装するとなると、ホットワード無しで常にリッスン状態になっていることになりますし、やたらなんでも相槌返してくるようになると結構やかましいことになりそうですね・・・



・・・とまぁ、大体は以前から表明されていたClova実装予定の機能をベースにしたCM内容となっていましたが、このCMに未来を感じてClovaが欲しくなった人もなかなか多そうですので、LINEにはきっちりと具現化してもらいたいと思います。

大丈夫、Knowledge Navigatorよりはずいぶんと楽そうですから!

アップル「ナレッジナビゲーター(Knowledge Navigator)」日本語吹替版



個人的にはClovaアカウントを通してLINEメッセージをやり取りするのは早く実装して欲しいですねぇ。


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