Tizen 2.0 止まりの Galaxy Gear S2 でも音声アシスタント機能「Sボイス」があるのだ。
前回につづき、またGalaxy Gear S2について書くわけです。
そんな3年前のスマートウォッチで、何をそんなに書くことがあるかと問われると答えに窮するのですが、個人的には3年前の、かつ本流とは言えないOSを積んだモデルで「あ、こんなこともできるんだ!」という驚きに出くわしているということは、充分書くに値しているのではないか?とも思う次第です。
そう、Galaxy Gear S2、ワタシが昨年末に入手したのはGear S2 Classicというモデルですが、こいつにはSamsungの思い入れがたっぷり詰まったOSであるところの、Tizen OSが搭載されております。
TizenというOSはGoogleのAndroid OSではありませんし、もちろんiOSでもありません。つまり、GoogleアシスタントやSiriといったメジャーどころの「音声アシスタント機能」はGear S2では使えないんですね。では何を積んでいるのか。Galaxy S8以降のSamsungスマホで採用されている(色んな意味で悪名高い)Bixbyなのか?というとそうではなくて、Bixbyは現行のGalaxy Watchなどは積んでいるわけですが、その2個前のモデルであるところのGear S2には「Sボイス」という音声アシスタント機能が搭載されているのです。
Sボイスというのは、Bixbyが登場する前のSamsung製スマホに搭載されていた音声アシスタント機能で、古くはGalaxy S IIIで初めて搭載されています。
実はうちのブログでもその当時取り上げてますね。なんと2012年!
そんなSボイス、個人的にはあまり期待してなくて、GoogleアシスタントやSiriと比べれば使い物にならないんじゃないかと思っていたんですが、実は意外と活用してたりしています。
というのも、スマートウォッチで音声アシスタントを使うシチュエーションって(以前Android Wearを利用しているときもそうでしたが)そんなに多くないんですよね。こんな感じ。
- 明日の天気は?(→天気を表示)
- 明日の6時半に起こして(→アラームをセット)
- 18時に「〇〇する」とリマインドして(→リマインダー設定)
- 運動を開始(→S Healthによる運動測定モード切替)
この辺はサクッとワタシの声を認識してくれてとても便利。なんだ、意外とやるじゃん!
一方、残念なのは前回の記事にも書いた通りGoogleマップとの連携がないので、例えば:
- 会社についたら「〇〇する」とリマインドして(場所をトリガーに設定したリマインダー設定)
- 〇〇駅までナビして(ナビ機能)
こういうのができないのです。・・・この辺はもう如何ともし難いですな。
とにもかくにも、最低限の利用シーンについては普通に使えて嬉しい次第。2019年もGalaxy Gear S2は快適に使えそうです!