「教科書の再発明」とは言うが、そんなiPadで大丈夫か?
あまり期待されていなかったにも関わらず、意外と盛り上がった昨晩のAppleの教育関係イベント。「Reinventing Textbooks(教科書の再発明)」と宣言し、電子教科書の製作・流通・閲覧の仕組みをまとめて作り上げるという、非常に意義深い内容でした。
さて、ソフトの発表はあったものの、ハードウェアの発表はありませんでした。しかし、電子教科書ソリューションの要はやっぱり生徒が使うタブレット機ですよね。
もちろんこれは既存のiPad 2が担うわけですが、いや、でも、あの、iPadって華奢じゃないですか?
(The クラッシュ!(アップル iPad 2)- ケータイ Watch 2011/6/23 より)
教科書ということは(当たり前ですが)生徒が使うわけで、高等教育だけでは無く今後広げていくであろう小学生/中学生に渡すのならば、もっと「ぶつけても大丈夫そうな」頑丈さと「小さな手でもしっかり持てる」持ちやすさを備えてなければならないのではないかと。
っていうか初代iBookがそんなんやったやん!
あと、今回の電子教科書はノートも取れたりするそうです。教科書に書き込んだりできるんですね。
でも、だったらいくらiPadとはいえ指で字を書かせるのはどうかと・・・スタイラスが付いてた方がいいですよね。
っていうか元祖学校向けポータブルのeMate 300がそうやったやん!
なんだよアップル、これまでは学校向け製品はそういうこだわり見せてたクセに、なんで従来のiPadを使い回してしまうんだよ。
ePad出してこいよ、ePadを。
と思ったら、日本にありました。
東芝の教育用タブレットPC、CM1です。
デジタル教科書教材協議会にて電子教科書を進めているそうですよ(たとえばこんなの)。
でも、まぁ、「どれだけ教材が出てくるか」がキモなんでしょうね。
その点でアップルは正しい。