ビールテイスト飲料はビールじゃないのに、呼称にビールと入っている矛盾。
JAL見学会の続きを書きたいところですが、たぶん花粉症なんですけど、鼻水とくしゃみと悪寒に苛まれているので、一旦ここで別の話題を。
ちょっと目を逸らしている間に、ノンアルコール界は着々と存在感を増していたようです。いつの間にかチューハイとか梅酒でもノンアルコール飲料が出てきてるんですね。
ノンアルコールの梅酒って、梅ジュースと違うのかな・・・と思ったり思わなかったりですが、何はともあれノンアラーのワタシとしては選択肢が増えるのはウェルカムなのです。
そして、ノンアルコールの王道、ビールテイスト飲料に遂に王者が降臨します。
アサヒ ドライゼロです。
どうですかこれ。完全に見た目ビールです。誤認するなという方が無理じゃないかと思わんばかりの佇まい。
この瓶にある「BEER」の刻印は、アサヒビール(株)、サッポロビール(株)、サントリー酒類(株)、の3社共通のリターナブル瓶を示すものです。
ということです。ビン自体にはBEERって書いてあるようですよ。そ、それはアウトじゃないのか??
しかしまぁ、ノンアルコールビールが「ビールの替わり」を担う為にこの世に生を受けたことを考えると、この「ビール飲んでる感」を演出するデザインは必須というか、なるべくしてなったと言うべきなのでしょう。
とは言え。
売り場で結構紛らわしいのは事実。ノンアルコールだと思って手に取ったらカロリーオフだったりすることも結構あります。
そんな中、こんなニュースが出てました。
東京都内の30代女性は今年1月、車を運転して出席した会合で、誤って発泡酒を飲んでしまった。アルコールが入っていないとして商品名に「フリー」という言葉が使われた飲料と共に、「糖質ゼロ」の意味で「フリー」の名称を使った発泡酒を買ってしまったからだ。「紛らわしい」と女性は憤る。
また、アルコールが入った飲料でも、低カロリーなどをアピールするために「ゼロ」「オフ」「フリー」と表示されている商品や、清涼飲料とデザインが区別しにくい低アルコールの商品があることも、混乱に拍車をかけている。
この記事では、既存のアルコール飲料に類似するデザインを使わないこと、一目でノンアルコールと分かるようにすることを業界に求める、と締めくくられているのですが、言いたいことは分かるんですけど、パッと見がビールと全く違っていたら、なんかテンション上がらないなー?という気もします。
まぁ、グラスに注いじゃえば一緒なんだけどさ。