くらえ!!真・4Gサービス!が2016年度以降に開始というニュース。
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最近モバイル通信サービスが「ドラゴンボール化」してて、落ちつかない今日この頃。
例えば、こんなニュース。
Mobile IT Asia:ドコモ、真の4Gサービス「LTE-Advanced」を2016年度以降に開始 - ITmedia +D モバイル
「2015年度末までにLTE-Advancedの開発を完了させたい。(サービス開始は)おそらく2016年度以降になるだろう」と開始時期に言及。LTE-Advancedは通信速度が下り最大1Gbpsと超高速のサービスで、「あと数年で光通信を超えるスピードがモバイルで体験できる」(辻村氏)と期待を寄せた。
ドコモは2010年12月に「Xi(クロッシィ)」のブランド名でLTEの商用サービスを開始。現在の人口カバー率は「全国で30%」(辻村氏)にとどまるが、今後は全国主要都市から地方都市、そして全市町村へとカバレッジを広げ、2014年度までには全国で98%を目指す。
「真の4G」を始めるまでに、今のXiを全国98%まで広げるんですね。
あと丸3年かかる訳ですが。
で、そのXi・・・現行LTEをベースにLTE-Advancedを始めるのかと思ったら、
「・・・さらに2015年度以降は、新たな周波数でLTE-Advancedを開始し、さらにキャパシティを大きくすることになる」(辻村氏)
え、新たな周波数なんですか?!
それってもしかしてまたエリアのやり直しなんですよね?今から数千億円を投資して全国にアンテナ引き終わって、3年後にまたイチからですか・・・
ちなみに、なぜ「真の4G」とあるかと言うと、いわゆるLTEサービスであるドコモXiやemobile LTEは3.9G(世代)の技術であるという中、高らかに「SoftBank 4G」というブランド名で提供開始した規格「TD-LTE」も実は同じ3.9世代・・・ではありますが、
■SoftBank 4Gは 当初の第3世代移動通信システムに比べて相当な水準の改善を提供する技術に対しても4Gの呼称を認めるという国際電気通信連合(ITU)の声明に基づき使用しています。
という注意書きが示している通り「名乗ってもよい」レベルの4Gなのですね。
そんな中、LTE-Advancedこそはまさしく第4世代移動通信システムとして開発されてきたものなので、それを踏まえての「真の4G」発言というわけなのです。
しかしまぁ、いろんな規格とブランドが急に勃興してきた感じ。
この5年ぐらいでPHS(128kbps〜512kbps)から3G(384kbps〜7.2Mbps、14Mbps)と来て今は40Mbps〜70Mbpsのサービスが主流になってますもんね。
今はワタシはWiMAXでぼちぼち快適に使っているのであまり不満はないんですが、いわゆる「パケット定額」神話の崩壊が秒読みとも言われる昨今ですから、いつまでも安穏とはしてられないのかもしれません。