「当事者の時代」読了。相手の気持ち、自分の立ち位置。
4/16に購入した佐々木俊尚 著「当事者の時代」を、今日読み終わりました。
ちびちびと読み進め、途中で間が空いたりもしたのですが、扱っているテーマの割には非常に分かり易く、そして大事な事象/概念は何度か重ね打ちして書いてあるため、間が空いても「あれ?どんな内容だったっけ?」 とならずに続きが読める感じ。
小難しい言葉で煙に巻かれるようなことはありません。
また、今回パブーで販売されたEPUB版を読んだのですが、iPhone、iPad、Sony Reader全部にいれて、ちょっとした合間に読めるこのしあわせ。iPhone/iPadではDRMを気にせず好きなAppで読む事もできます。
ちなみにワタシのオススメは紀伊国屋書店のKinoppy。フォントが綺麗で読んでて気持ちいい!
紀伊國屋書店Kinoppy
カテゴリ: ブック
価格: 無料
ところで。
少なくともワタシの小さな頃からの価値観の一つとして「相手の気持ちになって考えてみる」というのがありました。
相手を思いやる気持ち。人を想う優しさとして尊重されるべき感情。
この本で出てくる「マイノリティ憑依」という概念と、この「相手の気持ちになって考える」という昔からの美徳の「違い」に、本書を読み進める上で少し戸惑いを感じていたのですが、
- 相手の気持ちになって、その相手と接する
- 相手の立場に成り代わって、他者と接する
・・・という違いなのかな、と思っています。
気を抜くと、ついうっかり混在してしまいそうな危うさではありますが。
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