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汎用OSでアウトドア・スマートウォッチを作りこんだカシオ「PRO TREK Smart WSD-F30」

6/29開催のアウトドア アンバサダープログラムイベント『アーバンハイキング!東京タワーを登る PRO TREK Smart WSD-F30 モニター体験会』について、体験レポートをお送りいたします。

前回、参加中にも関わらず記事を書いてたやつですね。

これがまぁ、すごいイベントだったわけですよ。

まず一人一台、最新機種のPRO TREK Smart WSD-F30が用意されていて、持参のスマホとのペアリングを行うところから始まりまして。


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ワタシの場合、昨年末に買ったGalaxy Gear S2を身につけて参加したもんで、左手にスマートウォッチ2本巻きの状態。
ちなみにどっちも1.2inch 有機ELディスプレイなんですが、解像度はGear S2(360x360)よりもWSD-F30(390x390)の方が高い(細かい)んです。


このイベント、アーバンハイキング!ってことでWSD-F30を身につけて東京タワーを足で登るぜ!という企画なんですが、その前にそのWSD-F30のことをよく知ることから始まりました。

現行機種のWSD-F30はカシオのSmart Outdoor Watchとしては3号機で、初号機は2016年3月の発売でした。
ワタシが初めてAndroid Wear スマートウォッチを使い始めたのは2015年1月からで、2015年12月には2機種目に買い替えていた頃なんですが、当然カシオのスマートウォッチ投入のニュースはよく憶えています。

初号機はまだ PRO TREK の名を冠してはおらず、GPSも搭載してなかったんですね。というのもカシオの方曰く、Googleは「スマホGPS使えばいいじゃん」と当時は思っていたらしい。
でも初号機から既にモノクロ液晶を併せ持った2層ディスプレイを採用しているのは凄いですね。

そして、1年後の2017年4月に満を持して自社のアウトドアブランドのスマートウォッチとしてPRO TREK Smartを名乗るWSD-F20が登場となり、更に今年の1月にはより小型化が図られた3号機、WSD-F30が投入されたというわけです。



その PRO TREK Smart WSD-F30の特長は次の3つ

  • アクティビティの幅を広げる「腕に地図」

スマートフォンを出しづらい環境でも、GPS+フルカラー地図で現在地や行動ログをサッと腕を上げるだけで見ることができる、というのは他のアウトドアウォッチと比べてすごく優位性が高いのです。


  • アウトドアシーンを考慮した「タフネス性能」

カシオといえばG-SHOCKのタフさ加減は有名ですが、流石にG-SHOCKほどではないものの、スマートウォッチの世界ではかなり丈夫な部類に入る程のタフネスさとのこと。
同じディスプレイサイズのGear S2よりもガタイが大きいのは、それだけタフネスさが施されているからなんですね。


  • Wear OS by Google採用で、より「スマート」

スマホ同様にGoogleのOSが採用されていることで、Googleのサービスが利用できたり、スマホを持たなくても単体で音楽が聴けたり、人気のスポーツアプリをインストールして利用することもできます。
この辺、Googleのエコシステムを享受しているって感じですね。


うん、カシオは初号機から現行機に至るまで、いかに汎用OSであるWear OS(旧Android Wear)を使って「自社のPRO TREKブランドに相応しい」アウトドア専用スマートウォッチを作り込めるか、にチャレンジし続けているんですね。
それは例えば:

  • バッテリーをほとんど食わない、時計表示用のモノクロ液晶を通常のカラーディスプレイとは別に実装する「2層構造ディスプレイ」だったり、
  • 電波が届かない環境でもカラー地図と現在地を表示するために、わざわざMapboxと契約し「オフライン地図」機能を搭載したり、
  • 様々なアウトドア・アクティビティに対応した「カシオオリジナルアプリ」を開発し、ボタン一発で起動できるようにしたりするなど、

単にスペックで比較するべきではない、「自分のしたいことが実現できるか?」というある種当然の購入動機で選択すべきツールとなっていることがよく分かりました。



さて、この後いよいよWSD-F30を身につけてアーバントラッキングに参加したのですが・・・
長くなったので続きは改めて書きますね。


wsd.casio.com