my bright tomorrow.

明日に向かってゴーゴゴー。

Bixby Voiceが使えるようになって最強に強まった私のGalaxy Watch Active 2。

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日本国内モデルでは制限されてきた数々の機能を(個人的に)有効化し続けている私のGalaxy Watch Active 2。
先日はECG(心電図)機能が何とか動くようになり、実は同時にBP(血圧計)機能も有効化しております。

そしてこの度、晴れて待望のサムスン謹製ボイスアシスタント「Bixby Voice(以下、Bixby)」も有効化することができましたのでご報告を。


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実は私、ボイスアシスタント大好きでして、Galaxy Watch以前のGear S2を使っていた時も日本語対応していたSボイスもそれなりに愛用してまして、Galaxy Watch Active 2を購入した際は国内版にBixbyが搭載されてないことに愚痴を言ってたり。

そもそも、スマホよりも画面が小さく、しかも手首に固定されているがために文字入力が超絶的にやりづらい「スマートウォッチ」というフォームファクターで、音声による操作手段が(日本をはじめとする一部地域のみではありますが)搭載されないまま出荷されているというのはなかなかの手抜き!・・・といちユーザーとしては感じてしまうものであります。

で、ですね。

今回「いろんな要素が組み合わさった結果」使えるようになりましたので、まぁ、期待してこの記事を読んでくださってる皆様方の環境とは一部(いやその全てが)違うのではないかと思うものの、「それはそれ」として一事例となるべくここに記載するものであります。

本件を実現然らしめた、特殊で異質な私の環境を開陳

今の環境になった、直接的な要素は主に以下の3つ。

  1. Galaxy Watch Active 2のRegionを韓国に変更(「分かる」人向けに言えば、CSCをKOOに変更)
  2. スマホを「国内版 Galaxy Note 9」から「Singapore (SingTel) 版 Galaxy S20+ 4G」に買い替え
  3. 去年ハワイ旅行の際に調達した期間滞在用SIM(失効済、T-mobile系)をS20+に挿入

まず 1 については、長らくソフトウェア更新がなかったGalaxy Watch Active 2に我慢がならなくなって、アップデートとECG/BP機能を無理矢理ゲットするためにチャレンジしたんですよね。

このチャレンジ、個人的には相当なチャレンジでして実際やってる最中も結構ドキドキする展開もあったりして、とても「人にオススメできる事では無い」ので具体手順は書かない(というか書けない)んですが、まぁ、YouTube とか XDA-Developers の該当スレッドを見ながらなんとかやり遂げました。いずれも英語ソースなので、やってて超不安だったんですけども。

で、やり遂げた数日後には8ヶ月ぶりぐらいに国内でも正式にソフトウェアアップデートが提供開始されたりなんかして、もうちょっと待てばよかったかなぁとも思いました(それでも 国内ではまだECG/BP機能は来てないのでいいんですけど)。


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ここまでをやった時点で実は Galaxy Watch Active 2の中にBixbyのアイコンが表示されていたんですけども、タップしても「お住まいの国ではご利用できません」と表示されて何もできなかったんですよね。

まぁ、これは「日本国内におけるBixbyの正しい挙動」なので想定内ではあったのですが、一方で前述の通り Galaxy Watch Active 2 の Region 設定を韓国に変更していた上でのこの挙動なので、ということは「Bixbyの利用地域ロック」は「(Watch側では無く)ペアリングしたGalaxyスマホ側に依存」するんだろうなぁ、と推測。


そこで 2 になるのですが、実はペアリングしているGalaxy スマホは海外版のGalaxy S20+、具体的にはシンガポールのキャリアにて販売されているモデルなんですよね。国内版のGalaxy Note 9から海外モデルに乗り換えたのは別にBixbyを使いたかったから・・・ではなくてある意味衝動買いだったんですけど、それはさておき海外モデルではありますので、こいつにもちゃんと「Bixby」がアイコンとして鎮座ましましているわけですよ。

そしてやっぱり、それをタップしたところで、同様に「お住まいの国ではご利用できません」となるという。


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先ほど 1 にて「Bixbyの利用地域ロックはペアリングしたGalaxyスマホ側に依存するのでは」仮説を立てたばかりですが、そのペアリングスマホが「標準でBixbyアイコンがある海外モデル」であったとしてもやっぱり「おま国」状態であるということは・・・別のところで地域判定をしているに違いないッ!

ここで二択となりまして、GPSもしくはネットワーク判定での地域判定か、もしくはスマホに挿さっているSIMのキャリア判定のどちらかだなー・・・そういえば以前Galaxy S8やNote 9のSIMロック解除を試すのに使った、海外由来のSIMがあったなー、と思いゴソゴソと引き出しを物色して、3 に至ります。


はい、見つかったハワイ滞在時用の期間限定SIM、残してたんですよね。もちろん失効しちゃっているので使えないんですが、どこのキャリアのSIMなのか、という情報が失われてしまうわけではないので、今回の用途にはもってこいかなぁ、と。

おもむろにS20+から国内SIMを抜いて、失効したT-Mobile刻印のSIMを挿入。


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ビンゴ! 

(これはGalaxyだけの挙動なのか、他社スマホでも同様なのかは存じ上げないのですが)挿さったSIMのキャリアに応じてGalaxy謹製アプリ群はその挙動を変えるらしく、例えばGalaxy Storeは海外の(今回はおそらくUSの)ストアに接続するようになりました。

そしてBixbyはというと、スマホ側アイコンをタップすると「おま国」エラーは返さずに無事初期設定ウィザードへと遷移し、無事使えるようになりました!!!


スマホの設定を終えたら、今度はおもむろにGalaxy Watch Active 2 上のBixbyアイコンへ。はい、こっちもバッチリです!「Hi, Bixby」の呼びかけにも応じてくれるようになりましたよ!
ちなみに、もちろん全て英語ですけれども!


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とりあえずの結論、海外SIM一枚用意しとけ。

ということで、少なくともBixbyはスマホに挿さってるSIMが海外のものなら(厳密にはBixbyがサポートされてる国じゃないとダメでしょうけど)セットアップすることが可能だということがわかりました。

となると、また国内キャリアSIMを挿し戻したら使えなくなる??という不安もあったものの、ここは大丈夫で挿し戻しても使えたままになってます。つまり、一回挿して設定しておけばOKっぽい。


ちなみに、前述の通り私の環境が特殊すぎてあんまり共感を得られないかも知れず、国内正規版スマホに海外SIMを挿してもBixbyが使えるようになったり海外のGalaxy Storeにアクセスできるようになったりはしないのかも知れません。

この辺、こういうこともあるのだなー、ぐらいの参考にしていただければ。

国内版のGalaxy Watch 3/Active 2の不遇ぶりは酷い

まぁ、そんなこんながあって、今の私の左腕にあるGalaxy Watch Active 2はこんなことができるようになってます。

  • 血圧測れます
  • 心電図(ECG)測れます
  • Hi, Bixbyと話しかけて、音声でストレスレベル測ったり リマインダー設定したり、おやすみモードをオンにしたりできます

ぶっちゃけ、別物。

その分、バッテリーの持ちは悪くなりましたが(前日の晩から使い出して、翌日会社から帰ってくるとバッテリー残が約40%ぐらい)、利用シーンはずいぶん増えましたし、使ってるからバッテリーが減ってるという話も。


これ、是非とも国内でもちゃんと正規に提供されて欲しいものです。
なんというかもう、もったいないよ。

Galaxy Watch3 41mm Stainless/ブロンズ [Galaxy純正 国内正規品]SM-R850NZDAXJP

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  • 発売日: 2020/10/23
  • メディア: エレクトロニクス