Xperia 1 レビュー。あるいは『ソニーの底力の片鱗を味わったぜ・・・』という表明。
他の会社には作り得ない、まさに「SONY」だからこそ作ることができるスマホ。
世界中の多くのスマホメーカーが向いている、同じ進化の方向とは、少し違っていて。
「先進の技術」が重要なのは勿論なんですけど、おそらく「その技術で何を成したいか」と「何を成すための技術なのか」の違いが多分あって。
その点において、Xperia 1 というスマホは非常にこだわっている。
・・・ということを、先日Xperiaブロガーミーティングに参加してヒシヒシと感じてきました。
- 世界初、4K HDR対応の21:9 有機ELディスプレイ
- Xperia初、トリプルレンズカメラ
- ドルビーアトモス対応、ハイレゾ対応、DSEE HX搭載
- Snapdragon 855、RAM 6GB、ROM 64GB
サイトに記載されている特長の見出しを書き出せばざっとこんな感じなのですが、そしてスペック的にみても2019年ハイエンドモデルに相応しいものなんですけど、ここまでは別に「他の会社には作り得ない、SONYだからこそ出来る」という訳でもない。
ワタシが今回のイベントに参加して感じたのは、Xperia 1 とは「高い次元で一流のクオリティを実現」するために設計されたスマホ、だということ。
言わずもがな、映画と音楽の世界で(まさに世界的に)一流のコンテンツをそのグループに持つソニーという会社は、一方でその「一流のコンテンツ」を生み出す技術(テクノロジー)をも併せ持っているという稀有な会社。
それぞれの事業毎で専門性が非常に高いが故に、過去「縦割り」「サイロ」と揶揄されたこともある一方、至高のノウハウを持つその道のプロ達が各分野におられるんですよね。
Xperia 1 はまさに「1から生まれ変わった、ソニー渾身の新フラッグシップ」を体現していて、グループが持つプロの技術とノウハウを1つにまとめ上げようとし、かつ それを妥協せずにまとめ上げきることが出来る技術を実装している・・・という点が本当にすごい点なんです。
- 21:9のシネマワイドディスプレイは「映画とほぼ同じ比率」だからこそ選択されており、
- 映画スタジオが使うプロ用モニタの色を再現する為に 4K有機ELディスプレイでHDR規格、BT.2020の色域、10bit信号に対応させ、
- 映画さながらの画作り・質感・色表現が出来るようにCineAltaのチームが監修したシネマ撮影専用機能「Cinema Pro」を搭載し、
- それに相応しい画が撮れるよう、いずれも画素数を揃えた標準・望遠・超広角の3眼レンズに瞳AFと光学式&電子式手ぶれ補正を採用し、
- 映画の迫力のある音を再現する為、ソニー・ピクチャーズと共同開発でドルビーアトモスに対応。
どうですか?
「シネマクオリティ」と謳うデバイスは数あれど、本当に映画の制作現場で使われている技術を自社で持ち、あらゆる面でそれを徹底して再現出来る会社って、マジでソニーしか無いですよね。
会場に来られていたサウンド担当の方が、ソニーのもつプロの技術に誇りをもって説明されていたのが印象的でした。
このエントリーを通して、ソニーのこだわりの凄さの片鱗をお伝えできればワタシとしては幸いなのですが、蛇足を覚悟で書き足しますと、勿論のこと Xperia 1 は普段使いも快適なハイエンドスマホであり、
- 6.5インチなのに手に持つと軽く感じるところとか、
- 21:9 の超ワイドを活かしてアプリを縦に二個表示しながら更にキーボード表示しても余裕で使いものになるところとか、
- ノッチもパンチホールも無い超ワイド大画面でやるレースゲームはマジ大迫力!とか
- 久々にパープルが用意されているところとか
「こだわりクリエイターの人」以外にもオススメなのですよ。